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- 椎名誠、目黒考二によって1976年4月に創刊された「本の雑誌」。当時は無名だった二人の青年の、活字への熱い思いから生まれました。
活字離れがささやかれる世相を尻目に、それまでは取り上げられることのなかったエンターテインメント作品の書評誌として独自の路線を邁進。本の形や売れ方についてのレポート、読者の自主的参加、匿名座談会、ユニークな特集など独創的な切り口と、椎名や目黒、2号から表紙絵を担当する沢野ひとしをはじめとする個性豊かな執筆陣が魅力となって、本好きの共感を得、人気を博しました。2004年には、前年の座談会が契機となり、書店員が売りたい本を選ぶ「本屋大賞」を創設。本の雑誌社はその事務局としてバックアップを続けています。2015年には「日本の出版文化における独自の存在感」が評価され、第63回菊池寛賞を受賞しました。 本展では、エンターテインメント系書評誌の先駆けである「本の雑誌」の全貌と、多彩な執筆陣、紹介されたオモシロ本の数々を展観することで”本を読む”ことを考察し、”読書の愉しみ”をお届けします。42年目を迎えた「本の雑誌」。オモシロ本を求め続ける飽くなき情熱で本厄を乗りきります!
・開催日時:4月22日(土)〜6月25日(日) ・開催時間:10:00〜17:00 ・休館日:毎週月曜日、5月11日(木)、6月8日(木) ・場所:町田市民文学館2階展示室 ・特別協力:本の雑誌社 ・協力:椎名誠 旅する文学館、東京都立多摩図書館
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